春菊(シュンギク)の育て方!上手な間引きの仕方や冬越しの方法とは?

春菊(シュンギク)の育て方!上手な間引きの仕方や冬越しの方法とは?

春菊は鍋料理や天ぷらのネタとしてよく使用される身近な野菜です。でもその一方で、家庭で栽培できるかどうか、育て方の基本の知識など、意外と知られていない部分も少なくありません。今回は春菊の特徴や家庭での栽培方法など、育て方の基本について紹介します。

記事の目次

  1. 1.春菊の概要
  2. 2.春菊の育て方
  3. 3.春菊栽培の注意点
  4. 4.春菊の育て方その①:種まきの方法
  5. 5.春菊の育て方その②:肥料・水やり
  6. 6.春菊の育て方その③:剪定(摘心)
  7. 7.春菊の育て方その④:病害虫対策・駆除方法
  8. 8.春菊の育て方その⑤:冬越し栽培
  9. 9.春菊の育て方その⑥:収穫
  10. 10.春菊の育て方その⑦:コンパニオンプランツとしての栽培方法
  11. 11.春菊の増やし方
  12. 12.まとめ

春菊の育て方その①:種まきの方法

春菊の種まきは、春と秋の年2回あるのが大きな特徴です。畑で栽培することが多い春菊ですが、プランター栽培もできます。春の種まきで畑で育てる場合は、栽培ポットで育苗してから畑に植え付けるのもOKです。秋の種まきは早めに行うようにすると、うまくいきます。プランター栽培も地植えも、種まき後は数回間引きを行う必要があるので、混み合わないように注意しましょう。

間引いた芽はどうする?

間引いた芽は捨てずにベビーリーフとして利用しましょう。味噌汁やサラダにすると美味しいですよ。

鉢・プランター栽培の場合

春菊は種まき後、3回ほど間引きます。最終的に、10号以上の鉢の場合なら3株から5株、60cmサイズのプランターなら8株から10株ほど残るように調整しましょう。以下が、鉢・プランター栽培の種まき方法です。

  1. 容器に鉢底石を敷き、土を入れます。土は市販の野菜の培養土でOKです。
  2. 底から水が流れ出すくらいたっぷりと水をやり、土を湿らせます。
  3. 土に溝を作ります。2列で幅は10cmから15cm、深さは5mmから8mmが目安です。
  4. 種をまきます。間隔は1cmから2cmほどで、筋まきにするのが基本です。まき終わったら、薄く土を被せます。ただし、風のない場所なら土を被せなくても大丈夫です。
  5. 発芽するまでは、土が乾かないように管理します。
  6. 本葉が1枚から2枚ついたら、一回目の間引きです。生育の良い株を残し、株同士の間隔が大体3cmになるように間引きます。
  7. 本葉が4枚から5枚になったら、二回目の間引きです。今度は5cmから6cm間隔で、生長の良い株を残して間引きます。
  8. 草丈が8cmほどに生長したら、三回目の間引きです。生長の良い株を残して間引きます。株同士の間隔が、6cmから10cmくらいになるように調整してください。間引いた後は、株に土を寄せておきます。

地植えの場合

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畑など地植えにする場合は、種まき前の準備が重要です。種まきの2~4週間前には、土に石灰を入れてよく耕しておきます。その後、堆肥や元肥を入れてよく鋤き込み、畝を立てます。1列栽培なら幅は30cm、2列での栽培なら幅は60cmが目安です。列の間隔は30cmくらいとっておきましょう。そして5mmほどの深さの溝を作り、1cm間隔で種をまきます。その後は発芽するまで乾燥しないように、水を与えて管理します。

栽培ポットを使う場合は?

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春に種まきを行う場合は、栽培ポットで育成してから畑へ植え付ける方法も可能です。まずは種を栽培ポットにばらまきして、本葉が1枚から2枚ほどついたら、生長のよい苗を1~2本残して間引きます。そして本葉が4枚から5枚つくくらいまで成長したら、栽培ポットから畑へ植え替えます。

春菊が好む土は?

Photo byPexels

鉢・プランター栽培の場合は、市販の野菜の培養土でOKです。自分で土を作る時は、赤玉土(小粒)6:腐葉土2:バーミキュライト2の割合で混ぜてください。春菊は再生土壌が苦手なので、地植えの場合は種まきの4~2週間前に、土に石灰を混ぜて耕しておきます。また、春菊の種は「好光性種子」といって、発芽の際には光が必要です。種まき後の土は、軽く被せる程度にしておきましょう。

春菊が好む日照条件は?

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日当たりも風通しもよい場所を好みます。特に発芽の際には光が必要なので、地植えの際は必ず日当たりのよい場所を確保しましょう。ただし、春菊は光に長く当たり過ぎる日や、高温の日が長く続くと、「とうだち」という花芽分化によって茎が急速に伸長する現象を起こすことがあります。とうだちが起きると味や食感が落ちてしまうので気をつけましょう。特に春の時期の遅まきは、とうだちの原因になりやすいので注意が必要です。

春菊の育て方その②:肥料・水やり

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春菊の肥料の与え方と、水やりの仕方を紹介します。

元肥は多めに与える

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春菊は肥料を好む植物です。特に元肥は多めに与えましょう。使用する肥料はバランスのよい配合肥料がおすすめです。その後、追肥として2回目の間引き後に、野菜用の化成肥料を与えます。以降、2週間に1回の割合で化成肥料を与えましょう。肥料を与える際、土が減っていたり、株元がぐらついていたりしていたら、土を足しておいてくださいね。

乾燥に注意

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土の表面が乾いたら、たっぷりと与えましょう。春菊は乾燥を嫌います。特に発芽時や生育途中で乾燥してしまうと、たちまち生育が悪くなってしまうので注意が必要です。株が蒸れるのを防ぐために、午前や午後の涼しい時間に水やりしましょう。

春菊の育て方その③:剪定(摘心)

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春菊の中葉種で、株立ち型の品種は草丈が20cmほどになったところで摘心します。下の葉を4枚から5枚残して、主枝の先端部分を摘み取ってください。これで主枝の生長が止まり、脇芽が出て側枝が生長するようになるので、それらを順次収穫していきます。

春菊の育て方その④:病害虫対策・駆除方法

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病気や害虫には比較的強い植物ですが、湿度が高くなると炭疽病やべと病が発生しやすくなるので注意が必要です。水はけをよくして湿気を抑え、早めに薬剤散布して防除しましょう。害虫はアブラムシやヨトウムシが発生しやすいです。あまり薬剤を使用したくない場合は、ニームや木酢液などの忌避剤を定期的に散布しましょう。

春菊の育て方その⑤:冬越し栽培

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冷涼な気候を好む春菊ですが、0℃近くになると生長が止まります。さらに霜が降りると葉が傷んでしまいます。そのため霜が降りる前に収穫を完了させるか、あるいは冬越し対策が必要になります。鉢やプランターなら温室などに移動させましょう。地植えの場合は不織布や寒冷紗でトンネルを作っておけば、冬越し栽培ができます。

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次のページでは、収穫について紹介するよ!

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春菊の育て方その⑥:収穫

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