ししとうの辛さを抑える調理法
ししとうの辛みは、濃い味付けにすると気にならなくなります。麻婆味や甘辛味にすれば、辛いものが苦手な子どもも食べやすくなるでしょう。濃い味付けは、ご飯がたくさん食べられるため夕飯のおかずにおすすめです。
辛さを抑える調理法①ししとうマヨネーズ焼き
ししとうは、マヨネーズで炒めると辛さがやわらぎ、マイルドでコクのある味わいに仕上がります。独特の苦味や香りが緩和され食べやすいです。にんじんや玉ねぎなど、ほかの野菜も一緒に炒めて彩りをよくしましょう。タラコや明太子を絡めると、プチプチした食感が加わりおすすめです。
材料(2人分)
- ししとう:10本(好みの量)
- マヨネーズ:大さじ2
- 塩こしょう:少々
作り方
- 熱したフライパンにマヨネーズを入れる
- ししとうを加えて柔らかくなるまで炒める
- 塩こしょうで味を整えて、できあがり
辛さを抑える調理法②ししとうとナスの甘辛炒め
ししとうとナスは、相性のよい食材です。砂糖しょう油で甘辛く味付けたり、麻婆味にしたりすればししとうの辛さが気になりません。豚肉を加えることで、ご飯が進むスタミナメニューに仕上がります。炒めるだけで簡単にできるため、時間のないときにぴったりです。
材料(4人分)
- ししとう:20本
- ナス:2本
- 豚バラ肉:500g
- 砂糖:大さじ1
- 酒:大さじ3
- しょう油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- にんにく:適量
- しょうが:適量
- 水溶き片栗粉:少量
- 炒りごま:適量
作り方
- ししとうとナスを柔らかくなるまで炒める
- 豚バラ肉を加えて炒める
- 調味料を加え、サッと炒める
- 水溶き片栗粉を入れ、混ぜ合わせる
- 炒りごまを振って、できあがり
ししとうの辛さを活かす調理法
辛いししとうができる理由は、暑さや水不足など成長途中のストレスが原因です。ししとうの辛味成分には、胃を刺激する作用があり、夏バテで弱った体を元気にする働きがあるといわれています。せっかく育てたししとうが、辛いものばかりで困ったときは、辛さを活かした調理法で栄養をたっぷり摂りましょう。
辛さを活かす調理法①ししとう味噌
ししとう味噌は、ご飯にかけたり、おにぎりの具にしたりして食べられますよ。日持ちするため、たくさん作って冷蔵庫に常備しておくと便利です。砂糖の分量を変えれば好みの辛さに調節できます。手軽に栄養を補えるため、食欲のないときにもおすすめです。
材料
- ししとう:20本
- 味噌:大さじ4
- 酒:大さじ2
- みりん:大さじ1
- 砂糖:小さじ1~2
- ゴマ油:小さじ1
- しょうが:1片
- すりごま:小さじ1~2
作り方
- ししとうを小口切りする
- しょうがをみじん切りにする
- ボウルに調味料を入れて混ぜる
- 鍋にゴマ油をしき、ししとうを中火で炒める
- みじん切りしたしょうがを加えて混ぜる
- 弱火にして3の調味料を入れて練る
- 水分がなくなったら、すりごまを入れる
- 軽く炒めたら、できあがり
辛さを活かす調理法②ししとうのじゃこ炒め
ししとうの辛みは、酒のおつまみにおすすめです。ヘタと種を取り除かず、そのまま炒めて味付けしましょう。ししとうのピリッとした辛さと、じゃこのカリカリした食感が楽しめます。
材料(4人分)
- ししとう:20本
- ちりめんじゃこ:300g
- ゴマ油:小さじ1
- 酒:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- しょう油:大さじ2
- 水:大さじ1
作り方
- ボウルに調味料を入れ、あわせダレを作る
- フライパンを熱し、ゴマ油を入れる
- ちりめんじゃこを弱火で炒める
- じゃこが弾けてきたら、ししとうを加え炒める
- ししとうが柔らかくなったら、あわせダレを回し入れる
- 焦げないように軽く炒めて、できあがり
辛いししとうを食べたときの対処法
辛いししとうを食べてしまったときは、牛乳やヨーグルトなど乳製品を飲むと辛さがやわらぎます。グレープジュースのような酸味のある飲み物や、コーヒーなど苦味のある飲み物も効果的です。しかし、ししとうの辛味成分は水には溶けないため、急いで水を飲んでも一時しのぎにしかなりません。すぐに辛さが戻り余計に辛く感じることもあるため注意しましょう。
おすすめの付けあわせ
ししとうに含まれているカプサイシンは、脂溶性で油に溶ける性質があります。揚げ物や油で炒めた料理、マヨネーズで和えたサラダが付け合わせにおすすめです。また、酸っぱさを感じるクエン酸には、カプサイシンの辛さを弱める働きがあります。酢の物や梅干しを添えて食べやすくするとよいでしょう。
辛いししとうを見極めおいしく食べよう!
辛いししとうには、食欲をアップさせたり、血行をよくしたりする栄養が含まれています。辛みの有無は、房の形や種の多い少ないで判断が可能です。苦手な方は、ヘタや種を取り除き甘辛い味付けをすると食べやすくなります。栄養がたっぷり含まれたししとうを、辛さを恐れずおいしく食べましょう。
- 1
- 2
出典:写真AC