小さい観葉植物<個性的>8選
小さい観葉植物①アンスリウム(Anthurium)
アンスリウムの原産地は西インド諸島や熱帯アメリカで、肉穂花序の後ろにつく仏炎苞(ぶつえんほう)が花に見える植物です。室内の中央寄りの日あたりがよく、耐寒性が低いので暖かい室内で越冬しましょう。小さいサイズの鉢植えがたくさん流通しています。
小さい観葉植物②アロカシア(Alocasia)
アロカシアの和名はクワズイモで、原産地は太平洋諸島や熱帯アジアです。艶のある硬質な葉と葉脈が特徴で、インテリアの和洋を問いません。四季を通じて室内の明るい場所で育てます。耐寒性は高くないので、冬は15℃をキープできるとよいでしょう。
小さい観葉植物③フィットニア(Fittonia albivenis)
フィットニアは緑のアルビベニスと赤のベニアミメグサが有名で、原産地はペルーです。半日蔭の場所で育てるのがよく、栽培適温は約25℃と、耐寒性が低いので10℃ぐらいの暖かい部屋で越冬させます。赤系統の品種はインテリアのアクセントになるでしょう。
小さい観葉植物④レックスベゴニア(Begonia rex)
ベゴニアは中央アメリカ、アフリカ、南アジアを原産地として、非常に多くの原種と園芸品種があり、中でも根茎性のレックスベゴニアは、非対称の葉に美しい模様が入ることでとても人気があります。間接光の入る窓辺で育ましょう。
小さい観葉植物⑤クラッスラ(Crassula)
クラッスラ属の原産地はマダガスカルや東~南アフリカで、350種以上あるといわれる多肉植物です。クラッスラ・オバータは「金のなる木」という現実的な別名に反して、かわいい姿に人気があります。東側の明るい窓辺が最高の置き場所となるでしょう。
小さい観葉植物⑥ペペロミア(Peperomia 'Rosso')
ペペロミアロッソの原産地は南~中央アメリカ、ブラジルで、艶のある緑葉と葉裏の赤がとても個性的です。直射日光は苦手で、蛍光灯でも育つといわれています。3~5℃の半耐寒性植物で、ロゼット状に広がる葉はまんべんなく弱光にあてて徒長防止しましょう。
小さい観葉植物⑦セラギネラ(Selaginella )
セラギネラは別名クッションモスですが、苔ではなくイワヒバの仲間で、東南アジア原産種が欧州で改良されました。日本でも江戸時代から親しまれ、グランドカバーやミニ観葉として人気があります。暑さ寒さに強い反面、乾燥は苦手です。
小さい観葉植物⑧パキポディウム(Pachypodium)
パキポディウムはアフリカ、マダガスカルを原産地とし、成長すると幹がふっくらとし水分を蓄えます。樹木のように見えますが幹の中はスポンジ状で、多肉植物です。育て方のポイントですが、日あたりのよいリビングやデスクに置き、水やりは土が白っぽく乾いてからにしましょう。
ボタ爺
続いて花がかわいい小さな観葉植物を紹介する。
小さい観葉植物<花がかわいい>8選
小さい観葉植物①カランコエ(Kalanchoe)
カランコエはアラビア半島、アフリカ、東南アジアを原産地とする多肉植物です。耐暑性と耐乾性がありますから、春夏秋は日あたりのよい庭やベランダに置き、冬は室内で育てましょう。お花が少ない1月から咲き始め、5月ごろまで花を楽しめ、インテリアに華やかさを添えます。
小さい観葉植物②胡蝶蘭(Phalaenopsis)
胡蝶蘭の原産地は東南アジア、マレーシア、豪州で、15~20年も生きる長命な植物です。花は1~2ヶ月も咲き続けます。育て方はとても簡単で、高さ20cmほどのかわいいマイクロ胡蝶蘭を1鉢飾ると、室内のインテリア性がアップするでしょう。
小さい観葉植物③セントポーリア(Saintpaulia)
セントポーリアの原産地は東アフリカで、別名はアフリカスミレですが、日本では発見者由来の名前「セントポーリア」と呼ばれています。真夏以外は開花が可能で、可憐な花が室内を彩るでしょう。耐暑性、耐寒性が共に低いので、おうちの中での栽培がおすすめです。
小さい観葉植物④ラベンダー(Lavandula)
ラベンダーの原産地は地中海地域で、紫色の小さな花や繊細で安らぎを感じる香りで人気の植物です。かわいい3号程度の鉢植えが通販などで手に入ります。排水性と保湿性のある土に植え、株の活力維持のため花は早めに切り取りましょう。
小さい観葉植物⑤アデニウム オベスム(Adenium obesum)
別名「砂漠のバラ」と呼ばれるアデニウムの原産地は、アラビアや東アフリカで、自生地では大木ですが、高さ20~30cmの鉢植えをおうちに飾ると華やかです。春~秋は室内の日あたりのよい場所、冬は屋内で5℃が維持できる場所で育てます。
小さい観葉⑥イカリソウ(Epimedium)
イカリソウ(錨草)は北アフリカ、南欧、東アジアの原産で、花の姿がいかりに似ていることが名前の由来です。耐暑性、耐寒性共に高いので育て方は簡単で、春~秋は窓辺など明るい場所に置き、冬は玄関や廊下でも越冬できます。
小さい観葉植物⑦サボテン(Cactaceae)
サボテンには多くの種類がありますが、花も咲く夏型の多肉植物です。育て方はとても簡単で、忙しい方のインテリアグリーンにおすすめします。棘のある外観に似合わない、繊細で美しい花が魅力で、真夏以外は日あたりのよい場所に置きましょう。
小さい観葉植物⑧サクララン(Hoya carnosa)
サクラランはホヤとも呼ばれ、原産地は熱帯アジアやオーストラリアです。蝋細工のような花は不定期に咲き、育てる人を喜ばせます。5~9月はベランダなど日あたりのよい場所に置くのがおすすめで、冬は5℃を保てる室内の明るい場所で育てましょう。
ボタ爺
次の頁では異国情緒のあるものを紹介する。
出典:写真AC