ほったらかしで毎年咲く花30選!植えっぱなしでも毎年開花する花々を紹介!

ほったらかしで毎年咲く花30選!植えっぱなしでも毎年開花する花々を紹介!

「ほったらかし」とは決してマイナスの意味ではありません。手をかけなくても毎年咲く花は多数あり、ナチュラルガーデンの言葉どおり、ほったらかすことによって自然の植物の姿を楽しめる利点もあります。本記事では、そんなほったらかしで毎年咲く花を30種厳選しました。

記事の目次

  1. 1.ほったらかしでも毎年咲く花とは
  2. 2.ほったらかしでも毎年咲く花の特徴
  3. 3.ほったらかしでも毎年咲く花(一年草)
  4. 4.ほったらかしでも毎年咲く花(二年草)
  5. 5.ほったらかしでも毎年咲く花(多年草)
  6. 6.ほったらかしでも毎年咲く花(球根植物)
  7. 7.ほったらかしでも成長するたくましい花々

ほったらかしでも毎年咲く花(二年草)

ジギタリス

出典:写真AC

英国風のガーデニングで人気のジギタリスは、こぼれ種でもよく増える二年草です。背の高い花は存在感があるので、花壇では後方に配置するとよいでしょう。大きく育つので庭に地植えでの栽培をおすすめします。

分類 オオバコ科キツネノテブクロ属:二年草
別名 フォックスグローブ
原産地 ヨーロッパ、北東アフリカ~中央アジア
花期:花色 5~6月:白、ピンク、橙、黄、紫、複色
特徴:用途 耐寒性が強く暑さに弱い:強心利尿薬

ジギタリスの育て方!枯れずに管理するコツや挿し木や種まきでの増やし方のイメージ
ジギタリスの育て方!枯れずに管理するコツや挿し木や種まきでの増やし方
ジギタリスはイングリッシュガーデンの定番ともいわれている、ベル状の花を咲かせる植物です。育て方が簡単で、花色や草丈も豊富なため、寄せ植えや鉢植えなどさまざまな楽しみ方ができます。そんなジギタリスの育て方や、上手な増やし方のポイントをみていきましょう。

オルラヤ・ホワイトレース

出典:写真AC

白いレースのような花が人気のオルラヤは、繊細な見た目に反して、病害虫の心配もなくこぼれ種で増えるとても丈夫な二年草です。花壇の一角を埋めつくすオルラヤはロマンティックな庭を演出してくれることでしょう。

分類 セリ科オルレア属:二年草
別名 オルレア、ホワイトレース
原産地 ヨーロッパ
花期:花色 3~7月:白
特徴:用途 過肥を好まない:切り花としても人気

オルラヤ(オルレア)の育て方!種まきから上手に開花させるコツは?のイメージ
オルラヤ(オルレア)の育て方!種まきから上手に開花させるコツは?
「ホワイトレース」「グランディフローラ」といった種類を持つオルラヤは、白くてかわいらしい花を咲かせます。自分でオルラヤを育ててみたいという方のために、基本情報や種から上手に育てる方法を解説します。苗からの育て方もチェックしましょう。

リクニス・コロナリア

Photo bySonja-Kalee

シルバーの茎葉が大人っぽい雰囲気のリクニスは、高温多湿が苦手なことから日本では二年草扱いとなっています。常緑性で舗石の間からでも育つ生命力をもち、乾燥した環境を好む植物です。

分類 ナデシコ科センノウ属:多年草(二年草扱い)
別名 フランネルソウ、スイセンノウ(酔仙翁)  
原産地 南ヨーロッパ、北西アフリカ、中央アジア
花期:花色 5~7月:白、ピンク、赤、複色
特徴:用途 肥沃な土地では根が腐りやすい:ロックガーデン

リクニス・コロナリアの育て方!種まきの時期や花後の管理方法を紹介!のイメージ
リクニス・コロナリアの育て方!種まきの時期や花後の管理方法を紹介!
リクニス・コロナリアは、欧州南東部が原産地の宿根草です。フランネルソウという別名を持つリクニス・コロナリアは、育て方が簡単で、ガーデニング初心者の間でも人気があります。今回は、リクニス・コロナリアの育て方や、種まきの時期、花後の管理方法を紹介します。

ディル

Photo byKathas_Fotos

傘を逆さに広げたような花姿のディルは、葉、蕾、種をハーブとして料理の風味付けに利用できることでおなじみですね。フェンネルともよく似ていますが、少し小ぶりで香りが違うので識別できます。フェンネルと交雑することもあるので、近くに植えるときは注意しましょう。

分類 セリ科イノンド属:二年草
別名 イノンド
原産地 南ヨーロッパ、インド、イラン
花期:花色 5~7月
特徴:用途 大きく育つと倒れやすい:料理の風味づけ、ハーブ

ディルとはどんなハーブ?その効能や詳しい育て方・使い方をご紹介!のイメージ
ディルとはどんなハーブ?その効能や詳しい育て方・使い方をご紹介!
美しい細い葉が印象的なディルはあまり出回っていない香草ですが、魚料理と相性がよく家庭でも育て方を知れば栽培できます。また、リラックス効果や胃腸にもよくハーブとしての効能もあわせ持っています。2019年の梅雨の長さで感じたディルの育て方をご紹介します。

カスミソウ

出典:写真AC

切り花の脇役として人気のあるカスミソウは、庭の花壇に大きな花束を作るイメージで植えつけると素敵です。高温多湿に弱く、蒸れから枯れることもあるので、風通しのよい環境で育てましょう。

分類 ナデシコ科カスミソウ属:一年草、二年草、多年草
別名
原産地 地中海沿岸~アジア
花期:花色 5~7月:白、ピンク
特徴:用途 矮性種~高性種あり:切り花、花壇

カスミソウの育て方!おすすめの置き場所や水やりのポイントなどを解説のイメージ
カスミソウの育て方!おすすめの置き場所や水やりのポイントなどを解説
カスミソウは地中海沿岸~アジアを原産地とする草花です。高温多湿に弱いため、置き場所や水りの管理が必要ですが、育て方そのものは特に難しくありません。梅雨時期に気をつければ、比較的チャレンジしやすい草花といえます。この記事では、カスミソウの育て方を解説します。

ほったらかしでも毎年咲く花(多年草)

西洋オダマキ

Photo byzoosnow

多年草ですが、こぼれ種で増える西洋オダマキは、花は一重、二重、八重咲きとバリエーションに富み上品な色調が多いのも魅力です。移植を嫌いますので、どうしても移動させたい場合は根を傷つけないように注意してください。

分類 キンポウゲ科オダマキ属:多年草
別名 アキレギア
原産地 北米大陸、ユーラシア
花期:花色 5~6月:白、ピンク、赤、橙、黄、青、紫、黒
特徴:用途 こぼれ種で増える、交雑しやすい

西洋オダマキの育て方!置き場・水やりなど管理のコツや増やし方を解説!のイメージ
西洋オダマキの育て方!置き場・水やりなど管理のコツや増やし方を解説!
西洋オダマキは、二重になった花が特徴的な人気の園芸品種です。春の終わりに紫や赤など様々な色をつける西洋オダマキは、栽培もさほど難しくないためガーデニングにおすすめです。最適な種まきの時期や置き場、害虫対策などをご紹介します。

ビデンス

出典:写真AC

ビデンスは花の少ない冬の時期に咲くということで人気があります。繁殖力の強い丈夫な花は、こぼれ種と地下茎で広がり、庭いっぱいに花を咲かせます。きれいに咲かせるには花後に草丈を短く刈り込んでおくとよいでしょう。

分類 キク科センダングサ属:多年草
別名 ウィンターコスモス、キクザキセンダングサ
原産地 メキシコなど
花期:花色 10月中旬~12月(品種による)
特徴:用途 繁殖力旺盛:地植え向き

ビデンスの育て方!植え替えの仕方など開花までの管理のコツを解説のイメージ
ビデンスの育て方!植え替えの仕方など開花までの管理のコツを解説
ビデンスは冬の時期に花が楽しめる人気の植物です。生命力が強くお手入れの手間もほとんどかからないため、初めてビデンスを育てる人でも失敗せずに冬越しまでできます。そこで初心者にも育てやすいビデンスの栽培方法や管理のコツ、おすすめの種類などをまとめて解説します。

オステオスペルマム

出典:写真AC

洋風のガーデニングで人気のオステオスペルマムは、多花性で丈夫な花を咲かせる多年草です。庭や花壇といった地植えでのガーデニングはもちろん、鉢植えでたくさんの花を咲かせるのもよいでしょう。冬場も枯れることなく常緑の葉色を保ちます。

分類 キク科オステオスペルマム属:多年草
別名 アフリカンデージー
原産地 熱帯アフリカ、アラビア
花期:花色 1月中旬~5月、9月~11月:白、ピンク、複色など
特徴:用途 開花期間が長い、常緑性:花壇、鉢植え

オステオスペルマムとは?花の特徴や切り戻し方法など育て方を解説!のイメージ
オステオスペルマムとは?花の特徴や切り戻し方法など育て方を解説!
オステオスペルマム!一度見聞きしたくらいでは覚えにくい名前ですが、オステオスペルマムは、愛らしいキク科の花です。開花時期が長く、育てやすいので花壇や寄せ植えに最適。オステオスペルマムの特徴や育て方、切り戻し方法、花言葉などをご紹介します。

ハナトラノオ

出典:画像AC

茎や花穂が四角形というユニークなハナトラノオは、日本中のあちらこちらで群生する姿が見られます。耐寒性、耐暑性ともに優れた丈夫な花で、肥料を与えすぎると徒長するので、放任気味に育てたほうがよいでしょう。

分類 シソ科カクトラノオ属:多年草
別名 カクトラノオ  
原産地 北アメリカ東部
花期:花色 7~10月:白、ピンク
特徴:用途 地下茎でよく広がる、落葉性

ハナトラノオの育て方!花後の管理方法や剪定・増やし方などをご紹介!のイメージ
ハナトラノオの育て方!花後の管理方法や剪定・増やし方などをご紹介!
ハナトラノオは、抜群の存在感で夏から秋の庭を彩る宿根草です。丈夫で病害虫にも強く、育て方も簡単なのでガーデニング初心者にもおすすめです。そんなハナトラノオの基本的な育て方や、花後の切り戻しや剪定、株分けや種まきなどの増やし方についてご紹介します!

アジュガ

出典:写真AC

常緑種で、グランドカバーとしても役立つ多年草のアジュガ。基本的には花壇などへの地植えがおすすめですが、寄せ植えの端にカラーリーフとして植えつけるのもおしゃれです。耐寒性常緑種なので冬期も地表部は枯れません。

分類 シソ科キランソウ属:多年草
別名 セイヨウキランソウ
原産地 アメリカ大陸以外の温帯地域
花期:花色 4~6月中旬:ピンク、紫、青
特徴:用途 常緑性、斑入り品種あり:グランドカバー向き

アジュガとはどんな花?特徴や種類を紹介!グランドカバーにもおすすめ?のイメージ
アジュガとはどんな花?特徴や種類を紹介!グランドカバーにもおすすめ?
アジュガはバリエーション豊富な、人気のカラーリーフです。花も楽しめる丈夫で育てやすい多年草で、冬に寂しくなる広葉樹の株元や花だんの縁取りにもおすすめします。寄せ植えやグランドカバーにも最適な、アジュガの花と葉の特徴と代表的な種類を厳選して紹介します。

ヒューケラ

Photo byHans

カラーリーフとして人気のアジュガは、日陰を好むイメージですが、極端な日陰に植えつけると枯れる場合があります。ほったらかしでも年々大きくなりますが、数年に一度、リフレッシュのために株分けをするとよいでしょう。

分類 ユキノシタ科ツボサンゴ属:多年草
別名 コーラルベル
原産地 北米、メキシコ
花期:花色 5~7月中旬:白、ピンク、赤、橙、緑など
特徴:用途 常緑性:シェードガーデン、カラーリーフ

ヒューケラの育て方!枯らさず管理する方法や綺麗な寄せ植えの仕方を紹介!のイメージ
ヒューケラの育て方!枯らさず管理する方法や綺麗な寄せ植えの仕方を紹介!
ヒューケラは、種類が多く日陰でも丈夫に育つ植物です。花言葉の「きらめき」にあるように、葉に特徴のあるカラーリーフのヒューケラは寄せ植えにもむいており、ヒューケラ同士を相性よく植えることもできます。これからヒューケラの育て方などについてご紹介します。

クリスマスローズ

Photo byKapa65

うつむいた控えめな印象のクリスマスローズは愛好家が多く、品種の多さからも人気があります。シェードガーデンにぴったりの丈夫な植物なので、半日陰の場所に地植えにするとよいでしょう。こぼれ種でも増えます。

分類 キンポウゲ科クリスマスローズ属:多年草
別名 ヘレボルス
原産地 ヨーロッパ、アジア
花期:花色 1~3月:白、ピンク、赤、緑、茶、黒、複色
特徴:用途 1株ごとに花が異なる:シェードガーデン

クリスマスローズの人気10品種を画像でご紹介!おすすめはどれ?のイメージ
クリスマスローズの人気10品種を画像でご紹介!おすすめはどれ?
神秘的な美しさで多くの人を魅了するクリスマスローズ。その花色や花形はじつに豊富です。育ててみたいけど、あまりの種類の多さに一体どれにすればいいの?と迷ってしまいますよね。今回は初心者でも分かりやすいように、人気のクリスマスローズ10種類を写真でご紹介します。

サルビアガラニチカ(メドーセージ)

Photo bymnsnoddy

数多くあるサルビアのなかでも、1mを超える強健な性質の丈夫な花です。花後は枯れた部分を短く切り戻し、コンパクトにまとめておくとよいでしょう。地下茎は芋状で周囲に伸び、株立ちで花を咲かせます。

分類 シソ科アキギリ属:多年草
別名 メドーセージ(国内流通名)※間違ったまま流通
原産地 メキシコ
花期:花色 6~10月:紫
特徴:用途 やせ地で育つ、強健大型種:ボーダーガーデン

メドーセージとは?基本の育て方と増やし方・薬用と園芸種の違いもご紹介!のイメージ
メドーセージとは?基本の育て方と増やし方・薬用と園芸種の違いもご紹介!
メドーセージは、さわやかな青紫の花を咲かせます。メドーセージは流通名で、品種名は「サルビア・ガラニチカ」です。この記事ではメドーセージの育て方や季節ごとのお手入れのポイントをご紹介します。薬用ハーブのセージや宿根サルビアなどジとの違いも見ていきましょう。
ボタニ子

ボタニ子

次のページからは、分球してどんどん増えていく「球根植物」です!

次のページ

ほったらかしでも毎年咲く花(球根植物)

関連記事

Article Ranking