アボカドを水耕栽培しよう!枯れる原因や発芽させるコツを詳しく解説

アボカドを水耕栽培しよう!枯れる原因や発芽させるコツを詳しく解説

アボカドは脂肪分が豊富な熱帯果樹で「森のバター」とも呼ばれています。食べ終わったあとの種を利用して、気軽に水耕栽培できるのが魅力です。アボカドを水耕栽培する場合に上手に発芽させるコツや、枯れる原因についてみていきましょう。

記事の目次

  1. 1.アボカドの水耕栽培【栽培スケジュール】
  2. 2.アボカドの水耕栽培【水耕栽培の準備】
  3. 3.アボカドの水耕栽培【種の固定〜育苗】
  4. 4.アボカドの水耕栽培【開花〜収穫】
  5. 5.アボカドの水耕栽培【発芽させるコツ】
  6. 6.アボカドの水耕栽培【枯れる原因】
  7. 7.アボカドの水耕栽培に挑戦!

アボカドの水耕栽培【発芽させるコツ】

発芽させるコツ①種をしっかりと洗う

出典:写真AC

アボカドを種の状態で購入した場合は問題ありませんが、食べ終わったあとの種から育てる場合は、種をしっかりと洗って果肉を残さないようにするのが重要です。また、果肉だけでなく油分も残らないように表面をよく洗い、ツルツルの状態にしてから水耕栽培していきましょう。果肉や油分には「発芽抑制成分」が含まれているため、残しておくと発芽しにくくなります。

発芽させるコツ②15℃以上を保つ

Photo bysandid

アボカドは「熱帯果樹」に分類される植物のため、日当たりが確保できる暖かい場所で栽培してください。アボカドの発芽を促す育成適温は15℃〜30℃です。15℃以上を下回ると発芽しにくくなるため、15℃以上を保って栽培しましょう。また、発芽後でも冬は室内で冬越しさせるのが安心です。

冬は気温が低いため発芽しにくくなる

アボカドの植え付けに適した時期は5月〜6月です。気温が高い場所で管理すると、2週間ほどで発芽する場合があります。しかし、冬に植え付けると気温が低いため発芽しにくくなり、発芽までに2カ月程度かかる恐れがあるため注意しましょう。

発芽させるコツ③種の下半分が水に浸かるようにする

出典:写真AC

アボカドを水耕栽培するときに、つまようじで種を固定します。つまようじを適した位置にさして、種の下半分だけが水に浸かるように調節しましょう。種が水に浸かりすぎると、呼吸ができなくなり、根がうまく伸びずに発芽しない恐れがあります。反対に水に使っている部分が少ないと、種が乾いて水分不足で発芽しにくくなります。

発芽させるコツ④清潔な水で管理する

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アボカドを水耕栽培する場合は、1日〜2日に1回は必ず新しい水に交換してください。暖かい環境で育てると水が濁って汚れやすくなるため、夏は水が汚れていないか確認しながら管理しましょう。また、気温が高いと水の温度が上昇しやすくなります。ぬるま湯になると種が腐って上手に発芽しない場合があります。

発芽させるコツ⑤ひと回り大きな容器に移し替える

アボカドは、先に根が伸びてきて、しばらくすると発芽するのが特徴です。浅い容器を使用していると、根が容器の底にぶつかって長く伸びにくくなります。根をしっかりと成長させないと発芽しないため、根が長く伸びてきたらひと回り大きくて、深さのある容器に移し替えるのがポイントです。

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アボカドの種が発芽するには、水と温度の管理が重要です。アボカドは水耕栽培や土栽培で発芽させられますが、栽培方法によって発芽するまでの注意点や発芽しない原因も変わります。栽培方法ごとのアボカドの種を発芽させるコツとその後の管理方法をみてみましょう。

アボカドの水耕栽培【枯れる原因】

Photo byceguito

枯れる原因①日照不足

アボカドは太陽の光が大好きな植物です。室内で管理する場合に、全く日光の当たらない場所で管理すると日照不足で枯れる可能性があります。室内での置き場所は、レースのカーテン越しの窓辺など、半日以上は日光が優しく当たる場所がおすすめです。

ボタニ子

ボタニ子

直射日光に長く当てると水の温度が高くなり、種が腐る恐れがあります。日光は必要ですが、直射日光は避けてください。

枯れる原因②寒害

アボカドの耐寒温度は5℃のため、冬越しさせるには5℃以上を保てる暖かい室内で管理しましょう。5℃を下回ると寒さによる寒害を受け、葉がしおれたり茶色く枯れ込んだりします。また、冬は休眠期のため、肥料を与えると根が傷んで枯れる原因になるため注意が必要です。

枯れる原因③病害虫被害

炭疽病

出典:写真AC

炭疽病はカビの菌糸が原因で発生する病気です。感染した部分が黒色や褐色に変色するのが特徴で、葉の光合成が妨げられます。カビの胞子が飛び散って、次々と感染が広がっていくため、感染した部分は早めに切り取って処分してください。

おすすめの薬剤

ダコニール1000

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炭疽病におすすめの薬剤は「ダコニール1000」です。ダコニール1000には「テトラクロロインソフタロニトリル」という有効成分が含まれており、炭疽病に感染している部分以外にも広範囲に使用できます。散布する液体の濃度を調節できるため、作物が汚れにくいのも魅力です。

有効年限5年
有効成分テトラクロロイソフタロニトリル
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炭疽病は、いったん発生すると広範囲に広がりやすく、植物に深刻なダメージを与える病気です。炭疽病が発生する条件や時期を知って適切な予防をすることで、発生しにくい環境をつくれます。炭疽病に効果のある薬剤も参考に、対策に役立ててください。

ハダニ

ハダニはやや乾燥した時期に発生しやすい害虫です。葉の裏側などの見つけにくい場所に寄生する性質があり、発見が遅れると大量発生している恐れがあります。数が少ない場合はガムテープなどに貼り付けて駆除しますが、数が多い場合は殺虫剤を散布してください。水が苦手なため、水を交換するときに、株全体に水がかかるようにしてハダニの発生を予防しましょう。

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カイガラムシ

出典:写真AC

カイガラムシは、名前のとおり貝殻のように硬い甲羅に守られており、殺虫剤が効きにくいのが特徴です。アボカドの葉や茎に、白色の綿がくっついているように見える場合はカイガラムシを疑います。アボカドの葉や茎の栄養分を吸汁するため、アボカドが枯れる恐れがあります。風通しの悪い場所で育てると、カイガラムシが発生しやすくなるため注意しましょう。

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アボカドの水耕栽培に挑戦!

出典:写真AC

アボカドは食べ終わったあとに残る種を利用して、簡単に水耕栽培ができます。温度管理や、適度な追肥などの管理をしっかりと行えば、初心者でも栽培が可能です。部屋のインテリアや観葉植物として育てられるアボカドの水耕栽培に、ぜひ挑戦してみてください。

Alisa.
ライター

Alisa.

よろしくお願いします。

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