魅力的な緑色の花42選【⑪~⑳】
⑪バラ
「エクレール」は鮮やかな緑で、ブーケやフラワーアレンジメントの中心になって華やかな印象を与えます。「ロサ キネンシス ヴィリディフローラ」は、花びらが葉状になった珍しいバラです。珍しいバラを育てたい人におすすめといえます。また黄緑色の「グリーンアロー」は、丸い花びらがかわいらしいスプレー咲きの種類で、同じ緑のバラとあわせても相性がよいです。
⑫ラナンキュラス
薄い花びらが幾重にも重なった見た目が、やわらかく優しい印象のラナンキュラスは、春先に人気の花です。「エムグリーン」は珍しい緑色の品種で、一般的なラナンキュラスとは違って見えるかもしれません。幾重にも重なる花びらが開いてくる様子も観賞価値が高いでしょう。短めに切って水揚げをよくしてから飾ると、花びらが最後まで開きやすくなりますよ。
⑬シンビジウム
花鉢で人気のシンビジウムにも、「マリポエンセ」や「タイガーテール」など緑色の品種があります。花鉢の印象が強いため、アレンジには向かないと思われやすいですが、短って平皿に盛るだけでも美しくまとまりますよ。
ボタニ子
ミニブーケにしてもかわいいね!
⑭キク
キクは、仏花の印象の強い花かもしれません。しかし、鮮やかな緑のライム色大輪タイプ「アナスタシアティーライム」「グリーンシャムロック」、ポンポン咲きの品種などは、ブーケやフラワーアレンジメントにも人気です。アレンジ次第で和風・洋風問わず楽しめます。
⑮アジサイ
アジサイは、梅雨の時期に鉢物や庭の地植え、切り花など幅広く楽しめる花です。「ベレナグリーン」や「ピンパーネル オータム」は黄緑色で優しい印象です。白地に緑がかった「アナベル」は、花の直径が大きめで迫力がありますよ。ジューンブライドを彩るウェディングブーケや初夏にふさわしいアレンジにぴったりです。ドライフラワーとしても活用でき、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
⑯コチョウラン
豪華な贈呈用としてのイメージが定着しているコチョウランですが、近年は白だけでなくカラーバリエーションも増えてきました。また、形状も小さな一本立ちや鉢だけでなくブーケとしても楽しめます。緑色のコチョウランは「グリーンエレガンス」といい、緑色でリップ部分が紫のコチョウランです。プレゼントだけでなく、自宅用に窓辺に飾ってもよいでしょう。
⑰スプレーマム
スプレーマムは緑色品種が多く、咲き方もバリエーション豊かです。西洋菊の名前でも知られ、外国で品種改良されて枝分かれした菊です。花束がさびしいときに、ボリュームを出すのに重宝するでしょう。仏花に用いるのも向いています。
⑱パフィオペディルム
春先から初夏にかけて見かけられるパフィオディルムは、見た目が個性的です。「ワーディ」という名前の品種は緑色の細かい縞模様が特徴です。丈は短いですが花は大きく、一輪挿しにも向いています。デンファレなど同じラン科の緑色の花とも相性がよく、豪華でいながら爽やかな演出も可能です。
⑲ユリ
ユリには、大輪から小さめの飾りやすいサイズまで幅広く品種があります。アレンジ用に一年を通して手に入りますが、5月~7月ごろは鉢植えや地植えで楽しめます。「グリーンテッポウ」は、小さめの花で鮮やかな緑色の品種です。緑色や白色であわせると、華やかななアレンジに仕上がります。
⑳ジニアエレガンス
ジニアエレガンスは、6月~10月の夏から秋にかけての時期に楽しめる花です。ピンクやオレンジが知られますが、緑色の種類もあり、お盆の時期に仏花としても役立ちます。フラワーアレンジメントではなく、花瓶に生けほうが向いています。首が垂れやすいため、切り詰めながら短めで飾るのもおすすめです。
魅力的な緑色の花42選【㉑~㉚】
㉑アルケミラモリス
アルケミラモリスは、5月ごろから夏まで楽しめる緑色の花です。黄緑色の小さな花がいろいろな方向に広がって枝分かれしているため、花束のボリュームを出すのにぴったりです。ブプレウルムと似ており、間違われることもあります。見分け方は、ブプレウルムよりもさらに細かい花で茎が太いという点です。また、葉の形が拳状でギザギザしているという点もブプレウルムと異なります。
㉒アマランサス
アマランサスは、夏から秋にかけて咲きます。たくさんの細かい花穂が集まり、ボールが連なっているように見える特徴的な花です。緑色のアマランサスは枝ものと相性がよく、垂れ下がる花姿を生かして花瓶に活けるのがおすすめです。
㉓スノーボール
「ビバーナムスノーボール」は、アジサイを小さくしたような花で、黄緑色の花を咲かせます。開花時期が初夏で、飾ると涼やかな印象を与えるでしょう。枝分かれして咲くため、ブーケのボリュームを出すときにも重宝しますね。もちろん、スノーボールだけを花瓶にいけてもすてきですよ。
㉔ブプレリウム
5月から夏にかけて見かける、星の形をした苞(ほう)が中心の小さいはなを包んでいる添え花として、とても広がりを作ってくれるお花です。グリーンの代わりとしても使えるので、アレンジメントや、花束であるととても便利なお花です。葉の形が独特で、枝分かれした細い茎は折れやすいので注意が必要です。
㉕ベロペロネ
ベロペロネの和名は「コエビソウ(小海老草)」です。赤い花がまるでエビの形のようなことから、この名前が付けられました。そんなコエビソウにも、緑色や黄緑色の種類があります。垂れ下がって咲く姿は、ユニークでありつつとても魅力的です。
㉖アマリリス
アマリリスは、長く太い茎が特徴的な花です。赤や黄色の花屋かなイメージを持たれやすいアマリリスにも、爽やかな緑色の品種があります。一本で存在感抜群のため、そのままの姿で飾るのがよいでしょう。飾るときは、茎の中が空洞のためナイフなどで切り、繊維をつぶさないのがポイントです。また、倒れないように気をつけて飾りましょう。
㉗ニコチアナ
ニコチアナは、5月~10月ごろに星の形をした花を咲かせます。鉢植えでも地植えでも楽しめるうえに、形がかわいらしいため小さめのブーケでも活躍します。夏の暑い日、夕方から夜にかけて甘く香るのも特徴です。
㉘アンスリウム
初夏~夏の時期に楽しめるアンスリウムは、見た目が個性的です。緑色のアンスリウムの種類は多く、「ピスターチ」をはじめ「エスメラルダ」や「マキシマベルデ」の緑色や、黄緑色の「マレーシア」「アナスタシア」などがあります。同じ緑色のアンスリウムでも、色味が異なるため好みで選んでみましょう。
㉙テマリソウ
5月~6月ごろに出回るナデシコのひとつに、「テマリソウ」という名前の種類が店頭に並びます。花びらがなくガクだけという緑色の珍しい種類です。鮮やかな緑色は、グリーンの代わりの添え花として活躍します。花持ちがよいのも特徴で、1カ月以上観賞できる場合があります。茎が傷むとぬめりが出るため、頻繁に水替えするのがポイントです。
ボタニ子
まん丸いフォルムで、テマリソウという名前がぴったりだね!
㉚バーゼリア
冬の時期に咲くバーゼリアは、コロコロと粒のような見た目が魅力の花です。白いクリスマス飾りとしても知られます。緑色のバーゼリアと一緒に飾るのもすてきですね。葉が細かい針状でチクチクした手触りびため、リースやブーケなどで触れる際に注意が必要です。枝物と一緒で水が上がりにくいことから、はじめにしっかり水揚げするのも忘れないように気をつけましょう。
出典:写真AC