喉にいい野菜6選！冬は喉をケアして風邪や感染症を予防しよう

野菜以外にも喉にいい食べ物や飲み物、痛い喉に優しい食べ物はあります。喉にいい野菜とともに積極的に食事に取り入れて、風邪や感染症を撃退できる強い体作りに役立てましょう。

リンゴは昔から「風邪によい食べ物」といわれていました。特にすりおろしたリンゴは病人食の定番です。実際にリンゴに含まれているリンゴ酸やクエン酸などの有機酸には抗菌作用や消毒作用があるため、風邪や炎症が原因の喉の痛みに効果が期待できます。水分たっぷりで甘いリンゴは食べやすく、喉に優しい食べ物である点も魅力です。

梨は漢方では「喉にうるおいを与え、熱を下げる効能がある食べ物」として、薬膳料理に利用されていました。梨に含まれている果糖の一種ソルビトールには、整腸作用と鎮咳作用、解熱作用があります。また、水分量が多く甘味も強い梨は、喉が痛いときでも食べやすい「喉に優しい食べ物」でもある点も大きな魅力です。

金柑は昔から「喉によい食べ物」の定番でした。現在でもコンビニなどで、金柑入りの喉飴が販売されています。金柑にはβカロテンやビタミンCなど多くの栄養成分が含まれていますが、特に喉によい効果をもたらすのが「ヘスペリジン」という成分です。ヘスペリジンには喉や扁桃腺の炎症を抑える作用があり、毛細血管を強化して血行をよくする効能を持っています。

花梨は古くから「喉のよい食べ物」とされてきた果実です。中国では2000年前から薬用植物として扱っていました。日本でもコンビニやドラッグストアで、花梨入りの喉ケア商品が多く販売されています。実際に花梨に含まれているアミグダリンには咳や痰を鎮める効能、ポリフェノールにはインフルエンザウィルスを抑える効能があり、さらに抗炎症作用を持つタンニンも含まれます。

「柚子湯」の風習で知られる柚子は、喉にもいい効果をもたらす柑橘類です。柚子にはレモンの約3倍ものビタミンCが含まれており、鼻や喉の粘膜や免疫力の強化と、保湿効果が期待できます。柚子は酸味が強いため、食用する際はジャムや柚子茶などに加工するのが一般的です。柚子特有の芳香にはリラックス効果があるため、喉の痛みで落ちこむ気持ちも癒してくれるでしょう。

黒豆は古くから体によい食べ物として知られていましたが、喉にもよい食べ物です。特に黒豆の煮汁は、薬が服用できない妊婦や赤ちゃんの咳止めによいとされていました。黒豆に豊富に含まれている色素成分アントシアニンには、強い抗酸化作用と去痰作用があり、喉の痛みをやわらげる効果が期待できます。

はちみつは古くから薬用や食用として用いられてきた食べ物です。喉にもよい効能があるとされいましたが、実際に殺菌作用や鎮咳作用があることが近年の研究で確認されています。はちみつの濃厚な甘味とトロリとした食感は、喉が痛い状態でも食べやすいため、喉に優しい食べ物であるともいえるでしょう。

緑茶は水分を取りながら、殺菌効果が期待できる飲み物です。豊富に含まれている渋味成分カテキンには、強い殺菌作用があります。温かい緑茶は、喉をうるおして体を温めながら殺菌ができるという、風邪と感染症の予防に効果的な飲み物です。ただし、緑茶には覚醒効果があるカフェインも含まれています。就寝前の摂取は控えましょう。

紅茶は喉によく、風邪やインフルエンザの予防効果が期待できる飲み物です。紅茶に含まれているカテキンには殺菌作用があります。さらに紅茶の赤い色素成分テアフラビンにはインフルエンザウィルスに付着して感染力を奪う効果があることが、近年の研究で確認されました。風邪やインフルエンザが原因で発生した喉の痛みにぴったりな飲み物といえるでしょう。

高い薬効を持つハーブで作るハーブティーは、飲みやすく高い美容・健康効果が得られる飲み物として人気です。ハーブティーは原料のハーブの種類によって効果が異なります。なかでも特に喉によいのは、ハーブティーでもトップクラスの殺菌力を持つ「タイム」、独特の粘り気を持ち、鎮静作用と鎮痛作用で喉の痛みをやわらげる「マーシュマロウ」、鎮咳、去痰、抗炎症作用にすぐれる「マレイン」です。