ベランダで育てられる観葉植物【虫がつきにくい】
虫がつきにくい植物は意外とたくさんありますが、「まったく害虫被害にあわない」わけではない点だけ注意しましょう。植物によっては虫が好んで寄ってくるものもあるため、虫がつきにくい植物をベランダに置く観葉植物として選ぶのは害虫被害を抑えるのに効果的です。
①サンスベリア
サンスベリアはキジカクシ科サンスベリア属の多年草植物です。多くの虫は植物の湿気を好み寄ってきますが、サンスベリアは乾燥にとても強く水をあまり必要としないことから「虫がつきにくい観葉植物」の代表的存在ともいわれています。上向きにすっと伸びる葉は風水的に邪気払いの効果があるとされ、気の出入り口であるベランダやバルコニーに置くことで運気アップも期待できます。
ボタニ子
②ポトス
ポトスはサトイモ科ハブカズラ属のツル性植物です。もともと虫がつきにくい植物ですが、こまめに葉水することでさらに虫を寄せつけなくなります。よく目にするハート型の葉は幼葉で、大きく育つと葉にいくつもの切れ込みが入り雰囲気が変わるのも面白いポイントです。シンプルで飽きの来ない葉姿だけでなく、ツルの伸びを生かしていろいろな仕立て方を楽しめるのも人気の理由です。
ボタ爺
ポトスはハンギングにして枝垂れる姿も楽しめるんじゃが、這う場所があれば上にもツルを伸ばしていくぞ!面白いのう。
③シェフレラ
シェフレラはアオイ科セイバ属の植物で、別名「カポック」とも呼ばれています。ハイドロカルチャーでもよく育つ植物としても有名で、虫が発生しやすい土を使わず育てられることから虫がつきにくいといわれています。小型~大型までサイズは豊富で、好みにあわせて選べる点も魅力です。仕立て方によって雰囲気が変わるのも面白く、おしゃれな樹形はウッドデッキにもよく合います。
ボタニ子
大型タイプならベランダやバルコニーの目隠しとしても役立つよ!
④トラデスカンチア
トラデスカンチアはツユクサ科トラデスカンチア属の多年草植物です。ムラサキツユクサの仲間ですが、葉色が美しいことから観葉植物として扱われることが多いです。虫がつきにくいだけでなく丈夫で育てやすく、観葉植物初挑戦の方でも失敗少なく育てられます。70以上の品種があり、葉色は紫や緑、白、黄色、ピンクなどさまざまで、愛好家が多く人気があります。
⑤ガジュマル
ガジュマルはクワ科フィクス属の常緑高木です。「幸福の木」とも呼ばれており観葉植物の代表的存在で、独特な樹形と艶やかなグリーンの葉が印象的です。虫がつきにくい観葉植物としても有名で、丈夫で育てやすく植物を育てるのが初めての方でも失敗少なく育てられます。現地では20mを超すこともある大型の木ですが、植木鉢で管理することで好みの大きさに調整できます。
ベランダで育てられる観葉植物【直射日光に強い】
直射日光に強い植物はたくさんありますが、もともと日陰や室内で育てていた場合は急に日当たりのよい場所に移動させると弱ったり枯れたりすることがあります。日当たりのよいマンションのベランダやバルコニーなどに移動させるときは、日陰から半日陰、半日陰から日向のように徐々に光に慣らすようにしましょう。
⑥フィカス・ウンベラータ
クワ科フィカス属に分類されるフィカス・ウンベラータは、観葉植物の中でもトップクラスの人気を誇る植物です。直射日光に強く、夏でも日当たりのよいベランダで問題なく育ちます。ハート型の葉が愛らしく「夫婦愛」「永久の幸せ」という花言葉を持っており、結婚祝いや出産祝いなどのギフトとしてもおすすめです。常緑樹で通年グリーンの美しい葉でベランダを彩ってくれます。
ボタニ子
フィカスウンベラータは上手に育てると1年で20cmも伸びる生育旺盛な植物だよ!大型になると困る人は気を付けてね!
⑦ゴールドクレスト
ゴールドクレストはヒノキ科クプレッサス属の植物で、日光を好み直射日光に強いです。以前は生垣や庭木として人気でしたが地植えすると5mを超える大型タイプなこともあり、近年では植木鉢で観葉植物や寄せ植えとして楽しむことが多いです。金色に輝く葉が美しくシトラスのような爽やかな香りも楽しめます。大きな植木鉢で育てて樹高を高くすると風よけや目隠しとしても重宝します。
ボタ爺
ゴールドクレストは洋風のインテリアやウッドテッキにピッタリじゃ!刈り込みに強いから、好みの形に整えられるのも魅力じゃよ。
⑧ストレリチア
ストレリチアはゴクラクチョウ科ストレリチア属に分類される植物です。バナナやバショウの近縁で葉はバナナの葉によく似ており、ベランダに置くと南国の雰囲気を楽しめます。直射日光を好み、日をよく当てることで葉つきや葉色がよくなります。品種にもよりますが5月~10月頃に鳥が羽ばたくような見た目をした艶やかで美しい花を咲かせるのも魅力です。
⑨エバーフレッシュ
エバーフレッシュはマメ科コヨバ属の常緑高木です。耐陰性もありますが日光が大好きなことから屋外の日当たりのよい場所で育てるのが基本です。規則正しく並んだグリーンの美しい葉は優しい印象を与えてくれ、夏には黄緑色の花も楽しめます。「夜に眠る植物」ともいわれるように明るい時間にパッと開いている葉は暗くなると閉じ、時間帯によって異なる表情を見せてくれるのも魅力です。
ボタニ子
原産地のボリビアでは樹高30mにも成長するんだって!日本では鉢植えで育てるのが一般的だよ!
ボタ爺
次も引き続きベランダで育てられるおすすめの観葉植物を紹介していくよ!
耐陰性に優れていて日陰でも育てられるよ!でも日光が大好きだから、半日だけでも日が当たる場所のほうがよく育つんだって!