中部地方の県花
新潟県
チューリップ
新潟県の県花は、チューリップです。大正時代に、新潟県で大規模栽培が始まったことがきっかけで選ばれました。新潟県は、チューリップの切り花の出荷量日本1位を誇っています(令和元年度時点)。
科目 | ユリ科チューリップ属 |
原産地 | 西アジア |
花言葉 | 愛の告白、真実の愛など |
富山県
チューリップ
富山県は、新潟県と同じくチューリップが県花として選ばれています。新潟県とともに、大正時代に大規模栽培されたことがきっかけです。富山県は、チューリップの球根の出荷量日本1位を誇っています(平成30年度産)。
科目 | ユリ科チューリップ属 |
原産地 | 西アジア |
花言葉 | 思いやり、愛の告白など |
石川県
クロユリ
クロユリは高山植物のひとつで、県内の国立公園の標高が高い所で自生しています。クロユリは印象的な香りと、暗紫褐色に網模様がついた花びらが特徴的です。
科目 | ユリ科バイモ属 |
原産地 | 日本、アラスカ地方 |
花言葉 | 恋、呪い |
福井県
スイセン
福井県の県花は、スイセンです。おもに越前海岸に多く群生していて、12月下旬頃から開花する姿が見られます。開花時期にあわせて、「水仙まつり」も開かれるので、ぜひ一度、訪れてみてください。
科目 | ヒガンバナ科スイセン属 |
原産地 | 地中海沿岸 |
花言葉 | 神秘、尊敬、自己愛 |
山梨県
フジザクラ
山梨県の県花は、フジザクラです。サクラの中でも花が小さく樹高も低いことから、マメザクラと呼ばれることもあります。富士山のふもとに多く分布しているので、登山と花見を両方楽しめますよ。
科目 | バラ科サクラ属 |
原産地 | 日本 |
花言葉 | 優れた美人 |
長野県
リンドウ
長野県は、青い花が印象的なリンドウが県花です。長野県内の山地や草原で秋にその姿が見られますが、街の発展に伴い、数が減少傾向にある植物です。
科目 | リンドウ科リンドウ属 |
原産地 | 中国 |
花言葉 | 愛らしい、固有の価値 |
静岡県
ツツジ
ピンクや白など色とりどりな花色が特徴的なツツジは、静岡県の気候にあっていること、県民の誰からも親しまれている花、という理由で選ばれました。
科目 | ツツジ科ツツジ属 |
原産地 | 中央アジア |
花言葉 | 節度、慎み、恋の喜びなど |
愛知県
カキツバタ
愛知県の県花は、カキツバタです。カキツバタが選ばれた理由は、伊勢物語の中において在原業平が、現在の知立市八橋で美しい花を見て歌を詠んだことといわれています。
八橋のかきつばたは、平安の歌人“在原業平”が、「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」と、句頭に「かきつばた」の5文字をいれて詠んだように伊勢物語の昔から知られるかきつばたの名勝地です。
科目 | アヤメ科アヤメ属 |
原産地 | 日本 |
花言葉 | 幸せは必ず来る |
岐阜県
レンゲソウ
レンゲソウは、ゲンゲとも呼ばれるマメ科の多年草です。レンゲソウは、良質なミツがとれるといわれており、現在でも岐阜県内ではハチミツを特産品としている地域が多くあります。
科目 | マメ科ゲンゲ属 |
原産地 | 中国 |
花言葉 | 苦痛がやわらぐ、心がやわらぐ |
三重県
ハナショウブ
三重県の県花は、ハナショウブです。藍色の花が美しいハナショウブは、伊勢神宮の勾玉池でも鑑賞できます。端午の節句のショウブとは別物です。その違いを見比べてみてくださいね。
科目 | アヤメ科アヤメ属 |
原産地 | 日本 |
花言葉 | 優雅、優しい心、信頼など |
近畿地方の県花
滋賀県
シャクナゲ
シャクナゲは大輪の花が特徴的な、ツツジの仲間です。滋賀県の日野町鎌掛に自生している、ホンシャクナゲという種類が郷土の花として選ばれたため、県花として定められました。
科目 | ツツジ科ツツジ属 |
原産地 | 日本を含む北半球 |
花言葉 | 威厳、荘厳、危険 |
京都府
シダレザクラ
シダレザクラは、枝が垂れ下がるような姿が特徴的なサクラのひとつです。シダレザクラの雰囲気が、京都府の「はんなり」の印象とマッチしているという理由で選ばれました。
科目 | バラ科サクラ属 |
原産地 | 日本 |
花言葉 | 優美、ごまかし |
奈良県
ナラヤエザクラ
ナラヤエザクラは、サクラの仲間の中でも開花時期が遅く花びらが小さいのが特徴的です。
いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな
平安時代の古典「詞花和歌集」の中で伊勢大輔が詠んだこの歌が、奈良の時代を彩っているとして、ナラヤエザクラが県花に選ばれました。
科目 | バラ科サクラ属 |
原産地 | 日本 |
花言葉 | しとやか、善良な教育、豊かな教養 |
大阪府
ウメ・サクラソウ
大阪府には、ウメとサクラソウふたつの県花が制定されています。とくにウメの花は、古今和歌集において、「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花」と詠まれており、この「難波津」こそが、大阪府の中心部をさすとして選ばれました。
科目 | バラ科サクラ属 |
原産地 | 中国 |
花言葉 | 上品、忍耐、忠実など |
一方のサクラソウは、もとは江戸の文化を代表する植物でしたが、昭和31年にサクラソウを愛でる愛好会の発足がきっかけとなり、大阪府を代表する花になりました。このサクラソウには、ジュリアンなども含まれています。
科目 | サクラソウ科サクラソウ属 |
原産地 | 日本 |
花言葉 | 初恋、純潔、無邪気、青春など |
和歌山県
ウメ
和歌山県は、国内でも有数の梅の山地としても有名です。和歌山県は国内における梅の収穫量の6割を占めており(平成30年産)、中でも紀州南高梅はブランドとしての価値が高く、特産品でもあります。和歌山県は梅の栽培が盛んなことから、県民投票により選ばれました。
科目 | バラ科サクラ属 |
原産地 | 中国 |
花言葉 | 上品、忍耐、忠実など |
兵庫県
ノジギク
ノジギクは日本古来からの在来種で、日本の植物学者・牧野富太郎によって発見されました。兵庫県より西側の地域で見られることから、県花に選ばれました。
科目 | キク科キク属 |
原産地 | 日本 |
花言葉 | 真実、高貴、高潔 |